皆が望んでいるのはわかっているが,状況は容易くない。マックがテレビと繋がらないのと同じく,通信が必須となるPDAも,各国の仕様の違いが製品を阻んでいる。
いくつかのニュースサイトはグーグルの検索キーワード統計「ツァイトガイスト」で,1月に多かったキーワードの10位に「iMac」が入っていることを報じているが,1月の週間統計の第1週の5位に「iWalk」が入っていることを忘れている。Spymac.comの掲載したiWalkの画像には,50万人を越えるユーザーがアクセスした。1分間に350人だ。マックワールド誌の調査では,アップルにPDAを望んだ人(16%)は,新iMac(5%)や1GB以上のパワーマック(4%)よりも多かった。
2日連続Spymac.comスマソ。敵を作りつつもおもろいSpymac.comなのでした。で,実際Spymac.comが掲載したエセ写真の破壊力で,グーグルの週間5位にiWalkをランクインさせたその突進力は恐れ入る。新iMacの噂が沸騰するようななかで,一気に視線を持っていってしまったのは,やはりアップルのPDA,ニュートン・ネクストを心の底で望んでいる人が多い,という確かな証拠かもしれない。実際に発売されたら,どんなものになろうと,iPodより売れるのは確実な気がするが…。
だが,現実はアップル社内でのPDA開発は頓挫している。だが,ユーザーはみんな待ち望んでいる。そのジレンマ。iPodは,そのうちMP3プレイヤーからクイックタイムプレイヤーへと変貌していくだろうし(過去記事),アップルのPDAならマルチメディアデバイスに近くなる,という意見と妙に一致していく気もする。だが,問題は絶対必要となる通信なのだ。各国によって環境がことごとく違う現状では,ワールドワイドに展開しなければいけないアップルには手が出せない。各国向けにカスタマイズするようなムダは徹底的に省く方向にあるし。通信環境が一緒なら,明日にでもアップルは進めるだろう。今はまだ,霧の中。
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